風邪とは、ウイルス感染によって上気道(鼻、咽頭、喉頭)に起こる急性炎症です。くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、声がれなどの上気道の症状を引き起こすほか、発熱、頭痛、関節痛、さらに下痢、腹痛などの消化器症状を伴うこともあります。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスにより引き起こされる急性のウイルス性疾患で、上気道の急性炎症のほか、急激な高熱や悪寒(おかん)、強い倦怠感、筋肉痛などの症状が3~4日継続するのが特徴です。インフルエンザは感染力が高く、また肺炎や脳症を発症するリスクもあることから通常の風邪とは区別して治療されます。
問診と触診、上気道の視診により炎症の程度を確認します。また、インフルエンザが疑われる場合には、鼻から長細い綿棒を入れて検体を採取し、迅速キットを用いてインフルエンザウイルスの有無を検査します。結果は10〜15分ほどで判明します。風邪・インフルエンザの治療は、抗ウイルス薬や解熱鎮痛剤、去痰剤などの服用といった薬物療法が中心です。
ある日突然に目が閉じられない、水を飲むと口からこぼれるなど顔面が上手く動かせなくなる病気を顔面神経麻痺と言います。また、顔の表情に関する症状のほか、音が響く、涙が出にくい、耳が痛い、聞こえが悪くなる、めまいがするといった症状を伴うこともあります。顔面神経麻痺を引き起こす原因は様々ですが、ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスの再活性化が原因であることが多く見られます。
顔面神経麻痺の診断では、聴力検査、耳小骨筋反射検査を行い、顔面神経の分布領域のどこで障害が起きているかを評価します。顔面神経麻痺の治療は、ステロイド剤や抗ウイルス薬、ビタミン剤により神経損傷の原因となっているウイルスの活動を抑え、浮腫による神経圧迫を除く薬物療法が主体です。発症から1週間程度は進行することがほとんどで、改善には時間を要することが多いです。もし末梢性ではなく脳が原因である中枢性を疑う所見があれば、頭のMRI検査や脳外科にご紹介を検討します。また、重症で麻痺が強く残ってしまう場合には手術を検討するほか、後遺症を予防するためのリハビリテーションを行います。
当クリニックでは、加齢により「聞こえ」にお悩みの方を対象に、補聴器に関する相談を受け付けております。
加齢に伴い、以下のような「聞こえ」に関するお悩みをお持ちの方
聴力が高度難聴レベルで、身体障害者認定を受けた場合には、障害者総合支援法により補聴器購入時に補助が受けられます。身体障害者の認定手続き等詳細は、お住まいの自治体の福祉課にお問い合わせください。
平成30年度(2018年度)より、補聴器購入前に補聴器相談医を受診し、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の発行を受けた上で補聴器を購入することにより、当該補聴器の購入費用について医療費控除対象として確定申告ができることになりました。詳細は補聴外来の認定補聴器技能者、またはお近くの補聴器販売店にお問い合わせください。
当クリニックでは、病診連携により、他の医療機関において以下の疾患の手術を受けられた方を対象に術後の経過観察を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
小金井わかば耳鼻咽喉科では、患者様と同じ目線に立った温かい医療を行い、
地域の患者様に、安全で負担の少ない医療サービスの提供を目指します。
耳・鼻・のどの耳鼻咽喉科疾患や、首の病気に関する症状でお困りの方は、一度当クリニックまでご相談ください。
スタッフ共々一丸となって"こころの通う"診療で対応いたします。
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